教育学部 教育学科
専門分野:教育心理学、生理心理学、特別支援教育、ワーキングメモリーの個人差に関する研究、心理アセスメント
2015年から2019年まで、 琉球大学で活動。2019年から大阪体育大学へ着任。2021年から学生相談室でカウンセラーとして従事。専門は教育心理学。ワーキングメモリの個人差について脳波や認知神経科学的検査を用いた基礎的な研究、公認心理師として心理アセスメントや特別支援教育など臨床面を重視した研究を行っている。
物事や情報を簡単に
受け入れるのではなく、
批判的に考える。
YUKIO
TSUCHIDA
心の中は目に見えないからこそ、
論理的思考や批判的思考が問われる。
学生にいつも伝えているのは、批判的な思考能力を身につけてほしいということです。例えば、「相手の性格をどう捉えるか?」といったときに、A型だからこう、B型だからこうといったそんな単純な話ではなく、目に映る状況や相手の行動、情報などを様々な角度や側面から客観的に考えて結論を出すことが必要です。「この子はこんな性格だ」と安易に考えて、決めつけてしまうと自分自身でそういうフィルターをかけて子どもを見てしまうようになる。物理学なら数値化され、証拠も残りやすいですが、心理学はそうではありません。心の中は目に見えないから、間接的に情報や証拠を検討しなければなりません。一つひとつの情報や物事を鵜呑みにせず、本当に信じて良い情報か否かを判断できるように考える能力を身につけて現場に立ってほしいと思います。
本当に困っている人ほど人に相談できない。
この状況をなんとかしたい。
現在、学生相談室でカウンセラーをしています。気軽に来てもらい学生生活を充実させてほしいと思っていますが、本当に困っている人ほど相談に来にくいことも事実。これは大体大だけでなく相談業務が抱えるジレンマです。だからこそ、重症化する前に、気軽に足を運べる環境づくりに取り組んでいます。本人的には重大なエピソードが大きくあり、そのせいで悩んでいるように考えがちなのですが、客観的によく見ると実は様々なことが積み重なって現状につながっているケースも多々。精神科に勤めていた際にもありましたが、実際のうつ病患者に話を聞いていると「この件でうつ病になりました」と言われるのですが、大半は、それ以前からネガティブな思考が積み重なったことが原因でした。人間関係やプライベートな悩みを一人で
抱え込まず、気軽に学生相談室を活用してほしいです。
PICK UP
人間関係やプライベートな悩みを一人で抱え込まず、どんなことでも気軽に学生相談室に来て
もらい、学生生活を充実させてほしいです。
PROFILE
土田 幸男ツチダ ユキオ
教育学部 教育学科
専門分野:教育心理学、生理心理学、特別支援教育、ワーキングメモリーの個人差に関する研究、心理アセスメント
2015年から2019年まで、 琉球大学で活動。2019年から大阪体育大学へ着任。2021年から学生相談室でカウンセラーとして従事。専門は教育心理学。ワーキングメモリの個人差について脳波や認知神経科学的検査を用いた基礎的な研究、公認心理師として心理アセスメントや特別支援教育など臨床面を重視した研究を行っている。
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